とうもろこしを収穫★La récorte du maïs


日本より持ち帰った、北海道の在来種のとうもろこしの種を蒔くこと3ヶ月、ゆっくり育って2メートルを超えました。

日本から持ち帰った「自然菜園 耕さず草を生やして共育ち」という本を参考にして育てました。

長い間使われていなかった土地なので、土の中に大きな石がゴロゴロあったり草がぼうぼうだったので、土作りに数週間がかかりました。

ちょっとやせっぽちだけど、とうもろこしを収穫できました。感激!

二十日大根も種から育てました。

フランスでは、月の満ち欠けに合わせた園芸術があります。それぞれの作物が良く育つのに好都合な日がカレンダーに記された本が出ています。本に書いてある通りにしてみたら、どれもよく育ちました。

二十日大根は栽培が簡単で、収穫も早くできると書かれていましたが、うちの菜園では1ヶ月以上かかりました。

ピリッと辛くて、すりおろすと日本の大根おろしに近い味がしました。日本から大切に持ち帰った3年熟成醤油をかけて、ご飯のお供にしたところ最高でした。

長い間恋しかった日本の味が心底嬉しかったです。

Mon potager des fines herbes

ラベンダーやローズマリー、オレガノなどのハーブ類は土地のものだけあって、よく育ちます。

色とりどりの花たちも長い間楽しませてくれて、晩秋になってもうちの庭だけはまだ真夏の雰囲気がたっぷりでした。

この年の春から夏にかけて、殆どのの時間を庭で過ごしていました。仕事も読書も食事も何もかも、庭でしました。

これは、私のオリジナル・レシピの一つ、ブロッコリーの「タルト・フランベ」です。

引っ越ししてから何よりも大きく変化したのは食生活です。2011年3月の事故以来、食べ物や暮らし方について長い間考えてきたことを少しずつ実行に移していきました。

2005年にフランスに渡ってから、いろいろな地方の料理やお菓子づくりの研究をし、虜になりました。自分なりアレンジができるようになると、周りのみんなが喜んでくれました。毎日の料理がとても楽しかったので、そんな食生活を辞めてしまうのは惜しいと思えて、なかなか踏み切れずにいました。

福島の原発事故以来、日本の伝統的な食事の素晴らしさや日本の保存食に目覚めました。一汁一菜の質素な食生活をフランスでしてみたい願望が日に日に大きくなりました。日本の昔ながらの食事は、体だけではなく心にも良いように思え、砂糖や油脂、乳製品をたっぷり使う料理は控えようと決心しました。

2年ぐらいかけて徐々に食生活を変えていきましたが、引っ越しを機に、大胆に食生活を変化させました。

今は、昔ながらの穀物中心の食生活をしています。一汁一菜の和食中心ですが、パンも時々焼きます。

パンは自家製。天然酵母で長時間、自然発酵させて作っています。

フランスはパンの国だけあって、蕎麦。小麦、ライ麦、エポートル麦、カラス麦、穀物の種類が豊富。古代種の小麦もあります。無農薬で栽培されたものは格別で、良い水と天然の粗塩があれば、味わい深いパンが出来上がります。

一番よく焼くのは、無精白の小麦粉を500g使った大きな田舎パン。

精白されていない小麦粉は、こねてもグルテンと呼ばれる粘着物質が形成されないので、膨らみ方が少ない。硬くて、中身がぎっしり詰まった食べ応えのあるパンになります。

フランスでも普通のパンやさんで売られている「全粒粉パン」には、大抵半分ぐらいは精白された白い小麦粉が入っています。そうしないと固すぎて、商品として成り立たないのでしょう。

昔ながらの栄養豊富なパンが食べたい時は、自家製に限ります。

パン作りは奥が深く、同じ材料と同じ製法で作っても、気温と湿度によって生地の膨らみや、表面に入れた切り込みの開き方が変わるのが興味深いです。

フランス北部の冬は極寒のため、膨らみ方がゆっくり。生地の発酵させるためのの温度管理に工夫が必要です。いろんな方法を試してみました。

うちの場合は、パン生地を入れたボールを、35度のお湯を入れた鋳鉄鍋に入れ、ぬれ布巾をかけて蓋をし、35度に温めたオーブンの中に入れて10時間くらい発酵させています。

3月に入り少し温かくなってくると、パンがどんどんうまく膨らむようになります。それは気温の変化によるものだけではなく、春になると空気中の天然酵母の数が増えるからです。

最近はパスタもうどんも全部、うちで作るようになりました。

自家製はなんでもおいしく、作るのが楽しいです。これも自然栽培で小麦を育ててくれるロレーヌやアルザスのお百姓さんのおかげです。