かやくごはんとフランスのお米🎵Kayaku-Gohan et le riz de Camargue

南フランス、カマルグの玄米

南仏、カマルグの玄米は、かすかに香ばしいキノコ香りがする。

白米より粘りがあり、おにぎりやお寿司も美味しくできる。

稲田とアヒル

ベルナードさんは、南仏カマルグで15年前から、自然や野生動物を守りながら米作りをしている。

150年前から景観の変わらぬ土地で、「自然と調和した農業」を信条に、情熱を燃やしている。

米作に不利なフランスの地で、米作りが成功した秘訣は、「日本に古くから伝わる自然農法」なのだとベルナードさんは語る。

朝一番の仕事は、大勢のアヒルたちを広大な稲田に放つこと。

アヒルたちがコメの害虫や雑草を食べでくれ、

薬品も除草剤も全く使わず100%自然の力で米が良く育つ。

「10年前に始めた、日本の伝統的自然農法は驚くべき効果だ」ベルナードさんは目を輝かせて語る。

ベルナードさんのカマルグの米作り ビデオ

本葉が出るまで、水をやらずに育てた米からは、キノコやハシバミの実の香りがすると評判。

農業技術のハイテク化が進む昨今、フランスでは昔ながらの環境と共存する自然農法が見直されている。

カマルグの玄米で作った太巻き。フランスの友人たちに人気です。

待望! 日本の玄米で”かやくごはん”

カマルグの玄米を食べるようになって、13年以上。

混ぜご飯、炊き込みご飯、パエリア、何でも美味しくできます。

日本の玄米で作る炊き込みご飯は、また別の味わいが格別。

ふっくら、心と体に染み入る、ふるさとの味。

KAYAKU-GOHAN est du riz cuit mélangé avec des légemes, de la viande ou du poisson. Auhourd”hui celui de légumes variés.

日本の新米で、2年ぶりにかやくごはんを作りました。

しいたけと昆布の精進出しで、玄米を炊きます。

フランスでも最近、干し椎茸が作られています。

日本のものの1/4位のサイズ。

徳島のおばあちゃんが育てた八頭は、ゴツゴツ野性的。

フランスには里芋はないけど、ポリネシアのタロイモが売られています。

同じサトイモ科でも。味も匂いも全く違います。

日本の里芋の美味しさには、帰国の度に感激。

ゴツゴツ、皮が剥きにくい八頭も、蒸すと簡単にするりと皮がむけます。

油揚げの下準備

ふっくら、分厚い、ジューシーな油揚げ。

沸騰した湯の中で、油抜き。

ひじきは水でもどし、

出汁を取った後の椎茸は薄切り。

天日干しの自家製切り干し大根は、香りが濃厚。

市販品とは全く別の食べ物。太陽の力はすごい。

干しタケノコと切干大根を加え、醤油、酒、塩で味付け。

弱火で20分、沸騰したら30分炊きます。

具の準備

ごはんを炊いている間に、具を準備。

油揚げ、ニンジン、椎茸、ヒジキの順に、ごま油で炒め、醤油、酒、みりんで味付け。

乾物いろいろ

砂糖文化のフランスは、ドライフルーツやナッツの種類が豊富だけど、塩文化の日本は干した野菜や海藻がたくさん。

天日干しは、フランスの冬に不足しがちなビタミンDがたっぷり。

干しタケノコとヒジキ

瓶に入れておくと、使いやすく、創意工夫が楽しくなる。

炊き上がり🎵

ふっくら、ほかほか。

立ち昇る白い湯気に、おいしい予感。

期待が高まる、しゃもじで混ぜるひと時。

具を加えて、出来上がり。

里芋はホクホク、油揚げは味がしみていて、満足感大。

熱いけんちん汁と一緒に、秋の日本を堪能。

メッスのクリスマス・マーケット 2021

メッスも11月19日、2年ぶりのクリスマス・マーケットが始まりました。

オニオンスープ、タルティフィレット、ホットワイン、揚げ菓子など、あちこちで美味しそうな湯気が立ち昇っています。

欧州情報〜ドイツ、オーストリア 2021年11月19日のニュース

オーストリア

オーストリアでは欧州初、コヴィッド19ワクチンが全国民に義務となり、衝撃が走っています。

施行は2021年2月1日から。

オーストリアでは現在都市封鎖中。12月13日まで3週間の予定。

生活必需品以外の店は全て閉鎖され、仕事と必要な買い物以外は外出禁止。

街はがらがら。カフェにも美容院にも行けなくなりました。

ドイツ

「冬の終わりには、ほとんどの人は接種者か、感染回復者か、死者となる。」

「感染力の強い数種類のデルタ株が猛威を振るう」

ドイツの健康相の発言にmドイツでも衝撃が広がっています。

franceinfoのサイト

フランスの状況 2021年11月26日現在

欧州各国同様、フランスでも日々状況が刻々と変わっています。

パリ、ロンドンでは、南アフリカ株の出現に緊張が高まっています。

フランス労働省の発表

フランス労働相は、企業に厳しい衛生ルールを設ける必要があると警告。細かい措置を決定。


●社員食堂では、2メートルの距離を保って食事をとる。
●1時間ごとに5分間、換気をする。
●職場でのマスク着用の点検強化
●子供が感染した場合、家で面倒を見る親は、欠勤中の賃金を保証される。


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葉っぱ天丼🎵TENDON aux feuilles de navet

小松菜とカブの葉で、天丼を作りました。

菜っ葉とニンジン、海藻を1cmぐらいの油で、揚げ焼きにしました。

アオサの天ぷらも、香ばしい。

海の塩が会う。

隣は、かぼちゃの皮の天ぷら。

アオサは、磯の香りがすごくて感動。 

玄米で茶めし

玄米は、夜寝る前に水に浸けています。

お米3合に対し、740mlの水。

今回は、水の代わりに番茶に漬け、

昆布と椎茸で、出汁をとりました。

翌朝、塩とお酒を入れ、蓋をして弱火で20分。とろ火で30分。

シイタケの出汁で炊くと。甘い日向の香りが漂います。

土鍋や鋳鉄鍋で炊いた、日本のごはんは素晴らしいごちそう。

カニ穴ができたら、美味しく炊けた印。

おコゲもできました。

天つゆは、みりんを煮立て、しょうゆ、出汁を加え、ふつふつ沸いたら出来上がり。

割合は1対1対1。

出汁がなければ、水でもできます。

炊きたて茶めしに、揚げ立て天ぷら。

熱い天つゆをたっぷりかけると、香ばしい葉っぱ天丼の出来上がり。

春になったら、野草を摘んで作るのも楽しい。

フランスの葉野菜 ふだん草

うちのフランスの庭で育てら、ふだん草

フランスでは、お昼のメイン料理の後に、たっぷりサラダをとります。

メイン料理がサラダの人もいる程、サラダ好きな国民。

ほうれん草、にんじん、セロリ、マッシュルームにビーツ、様々な野菜にレンズ豆や魚介類を組み合わせたサラダは、種類が豊富。どれも美味。

フランス人の作るドレッシングは絶品で、びっくりします。

フランス語でふだん草は、betteベットとか、 bletteブレットと言います。

葉の部分は30〜40cm。

筋をとって、グラタンにするのが定番。

フランス人はこれが大好き。

栽培が簡単で、手入れをしなくても、どんどん大きくなります。

摘んでも摘んでも葉っぱが出て来て、食べきれないほど。

うちのフダン草は、1メートルを超え、

10月を過ぎたら、花が咲きました。

濃厚な味の平ぺったいキノコと一緒に、オリーブオイルで炒めると、パスタにも合う。

変化する欧州事情 2021年11月

ドイツと国境を接するフランス、アルザス地方の街コルマール

第5波が始まったと言われる欧州。

各国で、新しい措置が次々と発表され、フランス海外県グアダループ、ベルギー、オランダなどでデモが熾烈を極めています。

オーストリア

●ザルツグルグ市は、11月15日から、未接種者限定の封鎖を開始。

対象者は、日用品の買い物、散歩などの最低限の運動、医療目的以外は、自宅を出る権利が無くなりました。

国は、国会承認後に詳細を発表予定。

ドイツ・・・ベルリンとザクセン地方

今まで
 接種者は接種証明書、未接種者は陰性証明の提示により、飲食店、スポーツ施設を利用できた。

2021年11月15日以降
未接種者の「陰性証明書」が無効になる。

未接種者に対し、レストラン(テラス席は除く)、バー、スポーツ施設、美容院の利用を禁止。

利用するためには、「接種証明」、又は「コヴィッド感染・回復証明」の提出が強制となった。

franceinfoのサイト

フランスの場合

コルマールのクリスマスの飾り

フランスでは2021年7月12日、大統領のテレビ演説にて、感染拡大した場合、未接種者限定の封鎖を行うと発表。

11月以降、65歳以上は、飲食店、文化、娯楽施設、図書館などの利用に、「3回目の接種証明」が義務。


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蕎麦屋風カレーうどん🎵UDON au curry

2日目のおでん

前日に作ったおでんのつゆで、蕎麦屋風のカレーうどんを作りました。

みりんと醤油を足し、玉ねぎや野菜を加え、

沸騰したら、小麦粉を混ぜたカレー粉を入れる。

10分位煮込んで完成。

とろみは、小麦粉でつけました。

カレー粉と小麦粉は同量。

水で溶いてから加えると、ダマになりません。

ニンジンは皮付きのまま。

大根や厚揚げの味が詰まったおでんつゆ。

ザクザク切った小松菜がが合う。

再びうどん

またうどんを捏ねました。

今日も、菜箸で生地を伸ばしました。

力を入れすぎて、形がいびつになり、やり直し。

気を取り直して、そろそろ伸ばしました。

うどんは別の鍋で茹で、流水でしめてから、カレーに加えて温めました。

油無しでも、なめらか。野菜だけでも大満足。

うどんの代わりに、冷やご飯を入れてカレーおじやにしても、おいしい。

出来上がりに、ちよっと醤油を数滴。

右の瓶は、ニンニクの醤油漬け。1ヶ月漬け込むと、チャーハンやカレーに使えます。

kzré-udon

たっぷりのネギは、日本ならではの贅沢。

keré-udon

あつあつ最高。オススメです。

フランス人は猫舌なので、熱い出来立ての料理や飲み物を出すと、目をまん丸にしてびっくりします。

前日に作ったおでん

おでんうどん

カレーにぴったり、フランス元気野菜

フランスの自然栽培の野菜は力強い。

太陽をたっぷり浴びた夏の野菜たちは、エネルギーに満ちている。

量り売りのスパイス、潰したニンニクと煮込むと、極上のカレーになる。

野菜を溶けるまで火にかけ、海の塩を加えただけ。シンプル。

残ったら瓶詰めにして保存。冬の愉しみに大切にとっておく。

クリスマス。マーケット2021

2021年11月19日、フランスの多くの街で、2年ぶりにクリスマス市が復活しました。

2018年。ロレーヌ地方、メッスの大聖堂前のクリスマス市

出店者たちは、第5波の影響で今年も突然閉鎖に追い込まれるのでは、と不安に隠せない様子。

フランス人のとってクリスマスは、日本のお正月のような行事。

今年は平和で幸せなクリスマスになるよう、祈るばかりです。


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みそおでんの幸せ🎵Quel bonheur, MISO-ODÉN

フランス入国に必要な書類が、また増えました。

●到着後に薬局で、「衛生パス」として、PCR陰性証明か接種証明を提出します。

●接種証明の場合は、「感染していない証明書」が必要になりました。

検査は必要なく、自己報告。

熱がないこと、感染症状がないことを記入するだけ。

相変わらず厳しいようで緩いフランスです。

30年ぶりの手作りおでん

念願のおでんを作りました。

薄味の京風おでん。

フランスでは材料が揃わず、断念していました。

このコンニャクは、薬品を使わず手作りされたもの。

生でも食べられます。

出し汁の材料は、水、昆布、お酒、みりんだけ。

玉ねぎの皮や根っこ、干からびたネギ、野菜のヘタも加えました。

野菜のカケラからは、良いダシが出ます。

捨てずにとっておくと、重宝。

具は大根、厚揚げとこんにゃく。

日本では、なんでも土鍋で料理しています。

鋳鉄鍋同様、ゆっくり火が通って、野菜の旨味を引き出してくれます。

蓋をして、とろ火でコトコト。

玉ねぎの皮からいい色が出てきて、だし汁が黄金色になります。

煮込んでいる間に、からし味噌を用意。

からしに味噌を混ぜるだけ。

本醸造の味噌がオススメです。

出来上がり。

フランスの夕日のように輝く大根や、キツネ色の厚揚げが、宝に見える。

フランスで夢にまで見たおでん。やっと会えました。

湯気に包まれた、ふるさとの味。

厚揚げのシワシワさえ愛おしい。

もっと早く作ればよかった。

3種の焼きおにぎりが、おでんのお供。

塩味、醤油、味噌。あつあつ焼き立てが最高でした。

濃い味付けのおでんもいいけど、薄味もなかなか。

たっぷり味噌をつけると最高でした。

おでんにうどん

フランスでずっと夢見ていた、翌日のおでんで煮込んだうどん。

ついに実現しました。

うどんは、簡単手打ち。

1時間寝かしただけの生地です。

綿棒がないので、菜箸で伸ばしました。

フランスと気候も小麦粉も違うので、水の量を減らして作りました。

小麦の皮も一緒にひいた小麦をは、うっすら茶色。

日本では、新鮮はネギをふんだんに使えるのが、嬉しい。

フランスでは春以外、青々とした香りの良いネギはありません。

日本のネギは素晴らしい。

余ったおでんの出し汁に、薄口醤油、塩、大根の皮と面取りした部分を入れました。

うどんを2、3分煮込めば出来上がり。

感無量。

翌日のおでんの出汁で作りたかったけど、待ちきれず、同じ日に作りました。

おでんのうどん、想像通りのおいしさでした。

小さく切ったおでんをのせて、ネギをたっぷり。

幸せ感じる日本のごはんに感激。


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L’ODÉN, J’adore !

ほうとう大好き🎵Nouilles HôTô

フランス入国情報

フランス入国後の手続きが複雑になりました。

フランスで列車や飲食店などを利用するには、「衛生パス」が必要。

少し前までは、渡航前にフランス大使館で必要書類を提出すれば、発行してくれました。


ところが措置が変わり、2021年11月現在、政府指定の薬局でのみ発行。

出発前に取得できなくなりました。

パリの空港の指定薬局は一軒だけ。

世界中から到着する人たちで、長い行列ができるのでは・・・。

パスがないと長距離列車は乗れません。

手軽に作れる山梨の郷土料理 ほうとう

小麦粉と塩があれば、手打ちうどんは簡単にできます。

寝かす時間は1時間でも、おいしいのが出来上がります。

ほうとうは、もっと簡単。手軽に作れます。

無農薬の中力粉で作ると、一層おいしい麺になります。

塩はあまり入れなくても、ツルツル、シコシコ。

生地を寝かす時間は30分でも大丈夫。

生地を丸め、濡れ布巾をかけて1時間寝かすと、生地がしっとり。

足で踏む必要もなし。

手で5分ぐらい捏ねるだけで充分。

材料は、一人分につき、小麦粉180g、水80〜90ml、塩ひとつまみ。

寝かしたら、再び3分ぐらい、生地をこねます。

生地を分割して丸め。棒状にして5分ぐらい置きます

手で引っ張ると、ビヨーンと生地が伸びて楽しい。

途中に切れても大丈夫。

指で押さえれば、すぐにくっつきます。

平ぺったく指で潰しながら伸ばします。

太さがバラバラな方が、食べた時の食感がおもしろい。

真ん中から手で裂くと、一段とおいしい麺になります。

ほうとうのだし汁は、カツオブシがなくても、昆布だけでも良い味が出ます。

干し椎茸を加えると、味に深みが出ます。

根菜を2種類以上入れて、弱火でゆっくり火を通し、

沸騰したら、ほうとうを入れます。

5分ぐらいぐらい煮込んで、麺がツヤツヤ膨らんで浮いて来たら、味噌で味つけ。 

おいしく茹でるコツは、だし汁をたっぷり使って茹でること。

長期熟成の自然発酵した、菌の生きている本物のお味噌を使ってみてください。

フランスの家で作って、持ち帰った、5年味噌

ツルツル、モチモチ、やみつきになりますよ。

精進出し、最高です。

つくね芋のすりおろしを加えると、違った味わい。

入れない方が、おいしいかな。。。 

具は、里芋、大根、油揚げが合います。 

ほうとうやうどんが大好きで、フランスでは、週3回ぐらい作ります。

寒い冬に初めて作った時は、食卓が湯気に包まれて真っ白になって驚きました。

向かいの人の顔が見えなくなるほど。

フランスの小麦粉も中力粉なので、とてもおいしい手打ち麺ができます。


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あずきかぼちゃに夢中🎵 Azuki-potimarron, ç’esttrop bon !

あずきかぼちゃ

最近はフランスでも秋になると、日本のような緑のかぼちゃが売られるようになりました。

フランスのかぼちゃは水っぽいけど、緑かぼちゃはホクホク率が高い。去年は大当たりな年でした。

今年の冬に、自然食品屋さんでおいしいカボチャに出会った時は大興奮。日本のかぼちゃに全く劣らない味と食感だったのです。すぐ翌日にお店に舞い戻り、カートに入るだけ買いました。他のものは何も見ず、持って帰れるだけカボチャを購入。

フランスのかぼちゃは大きめで重いので、相当な重さ。カートに乗せてバスと徒歩で家まで運ぶのは一苦労でした。10分歩くのも大変。おばあさんのように休み休み帰りました。いくら重くとも、おいしいカボチャ料理のことを考えると、お腹の底から自然と力が湧いて来る、自分に食いしん坊ぶりに驚きました・・・。

フランス在住の日本人にとって、ホクホクかぼちゃは貴重。ありがたい秋の自然の恵みです。

フランスではなかなか遭遇しない美味しいかぼちゃも、日本では思い立ったら簡単に手に入るのが嬉しい。日本滞在中は、あずきかぼちゃをよく作ります。

素材が良ければ、水で煮るだけで最高。砂糖も調味料も、何もいらない。

かぼちゃに塩を少しすり込んでから煮込むと、甘みが引き出されます。

面取りするのを忘れました。

見た目は今ひとつだけど、最高でした。

大地と太陽の力ってすごいな。

余った小豆かぼちゃに水を足して、お汁粉も作りました。

白玉を入れると、最高。

熊本の古代米、緑米の白玉粉はモチモチ。

良い具合にお汁粉になったら、白玉を加え、蓋をして3〜5分弱火でコトコト。鋳鉄鍋や土鍋で作ると、しみじみ優しい味になります。

蓋を開けた瞬間の、黄金色に輝く白玉にココロオドル。

かぼちゃもあずきも水分をよく吸うので、煮詰まり過ぎたら、少し水を足して、好みの濃さに仕上げます。

濃い目が美味しいけど、あまり煮過ぎると、お汁粉がマグマ状に飛び散って危険です!

あずきは、体の余分な水分を出してくれて、体にもいい。

足がむくんだ時など、毎食後茶碗一杯ぐらい食べると、改善されます。

2011年春、砂糖や乳製品を摂るのをやめて、穀物と野菜を中心にした食事に一変しました。

粗食は楽しくておいしく、新発見に満ちている。

続けているうちに、素材そのものの味に敏感になりました。

秋から冬にかけて、フランスでもも日本でも、いつでもうちにはかぼちゃがゴロゴロしています。

また今日も買ってきました。

どこにいても、家で食事を作る時間が好きです。

今日の男木島

ロレーヌ地方は11月になると、一気に冬型の天気に変わります。

気温は急に4度まで下がり、霧で辺りは真っ白。視界が狭くなります。

空は青く、草は輝く黄緑色、赤や黄色の野の花が鮮やかな夏とは対照的に、墨絵のような風景になります。

日本は季節がはっきりしているけど、秋も冬も色に満ちているのが嬉しい。

フランスのかぼちゃは種類が豊富。

オレンジ色のかぼちゃは、元々北海道から渡ってきたもの。

フランスで栽培されると、水っぽくなってしまい、煮物には適しません。

スープにするととてもおいしい。

庭で育てたかぼちゃ

大きなかぼちゃの花が咲くと、ミツバチが沢山やって来ました。

次々と花の中に吸い込まれていくのを見るのが、おもしろい。

花が終わると、同じ色の実がなり、日に日に大きくなります。

小さな苗を2株植えたら、どんどん伸びて、庭を出て行きそうな勢いでした。

庭中ほとんどかぼちゃになりました。

収穫はいつでも胸高鳴る。

時間をかけてオレンジ色に色づいた自家製かぼちゃは、愛おしい。

採れたてかぼちゃを切ってみると、水が出て来ました。新鮮な印です。

フランスのかぼちゃは、水っぽくてがっかりすることがほとんどだけど、うちで育てたカボチャ達は、全部ホクホクでした。日本の栗カボチャに全然負けてないほど。びっくりしました。

肥沃な土壌のおかげです。

うちの庭は、昔から一度も、農薬や化学肥料、薬品が使われたことがないのです。

かぼちゃに、人参、玉ねぎ、海の塩、水だけを加えて作ったスープ。

ゆっくり弱火で炒めた玉ねぎと自然塩さえあれば、自然に育ったものなら、どんな野菜もおいしいスープになります。

フランスの田舎の我が家の窓辺と、秋の収穫。


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梅酢が楽しい🎵

梅干しを家で作ると、もれなく梅酢もできます。

毎年、日本の家族に梅干しを作ってもらって、フランスの家に送ってもらっていました。

うちの梅干しコレクション。

左は赤ジソと漬け混んだ梅干し、真ん中はシソ無しで浸けたたもの、右は、高松の無農薬野菜の直売所で、おばあちゃんから買ったものです。

梅干しと一緒に新生姜も買って来ました。

辛味が少ない新ショウガは、佃煮や焼いてお味噌をつければ、ご飯のお供にぴったり。

ショウガは古代からギリシャやローマでも薬用として使われていたそう。ペスト流行中のイギリスでは、生姜を常食していた人は感染しなかったと言われています。

フランスの自然食品屋さんには、ペルー産の古生姜がありましたが、新ショウガは見たことがありません。

せっかく新鮮なものが手に入ったので、紅ショウガを仕込みました。作り方は簡単。

1、生姜を薄く切り、塩を振って30分おきます。

2、水分を絞り、日に当てて半日干します。

干すと、かなり量が減ります。

3、清潔な容器に入れて、

4、生姜が浸かるぐらい、梅酢を注ぎます。

梅酢は、自然食屋さんでも買えます。赤と白があります。

5、二週間ぐらい放置して、出来上がり。🎵 

きれいな桜色に染まった紅ショウガの完成。 

自家製は味が良くておすすめです。

左に写っているのは、ニンニクの味噌漬け。皮をむいて、味噌に1ヶ月以上つけておきます。

これを作っておくと、中華風の料理が美味しくできます。

日本のラーメンやチャーハンが恋しくなりがちな外国暮らしの人たちに特にオススメです。

塩や味噌、醤油を使った日本の保存食は、シンプルな上、身体に良いのが嬉しい。少しずつ色々な種類を作って楽しんでいます。

そうめんで焼きそば🎵

茹でたそうめんを、ジュッと焼いたカリカリ香ばしい焼きそばです。

具は玉ねぎ、普通のニンジンと黄色いニンジン、白菜。味付けは醤油と海の塩。真ん中に出来立ての紅ショウガを飾りました。

熊本の自然農法の玉ねぎの旨味がすごくて感動しました。フランスの濃厚なタマネギにも全然負けていません。

紅ショウガでおにぎり

紅ショウガを細かく刻んで、小さなおにぎりにしました。さっぱり味で、食が進みます。

白ごまとワカメも入っています。海苔の磯の風味との組み合わせが最高でした。

おいしい海の塩

おにぎりに合う、アオサが入った沖縄の塩の華。

フランスの塩もミネラルの旨味がたっぷりだけど、日本の天然の海の塩も素晴らしい。種類も豊富、味比べが楽しい。

一夜漬け

小松菜とからし菜で漬物を作りました。

3%の塩を振って揉み込み、重石をして、翌日には出来上がり。

1日経つと、水が上がって来ます。

手で水分をぎゅっと絞って、梅干しやゴマと一緒にご飯に混ぜれば、混ぜご飯が出来上がり。

ワカメをから炒りしして細かくして混ぜるのも良いです。

玄米の茶めしの、梅干しと小松菜の混ぜご飯。

うちのキッチンInフランス

今日の瀬戸内海

今日も高松から眺める海は青くて美しかったです。心が揺さぶられます。

フランス情報〜2021年11月13日

フランスでは毎週、衛生パス義務の反対デモが続いています。反対者は少数派です。メッスでは、全身白い衣装を身につけた人たちが白いお面をかぶって、南仏風のダンスをしながらワクチン反対を訴えました。


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おばあちゃんの自然栽培野菜とフランスの日常

高松の商店街に毎週金曜日、野菜の直売所が立ちます。徳島の田舎から、おばあちゃん達が昔ながらの方法で育てた野菜や手作り食品を持って、はるばるやってきます。

山の自然薯

山で採れた自然薯が売られていると聞きつけて、自転車で閉店前にかけつけました。販売は9時頃から12時まで。

ここで素敵なおばあちゃんに出会いました。ずっとご自身の畑で農薬も化学肥料も使わずに、野菜を作ってきたことを話してくれました。外食はせず、家で毎日せっせと手作りして暮らしてきたそう。病気になったことも病院に行ったことがない。健康で、畑で一日中過ごすのが楽しいのだそう。驚いたのは、徳島から高松まで1時間半ほど、ご自身で車を運転して来ること。

元気の秘訣は、日光、運動、自然な食べ物で自炊と少食、楽しむ気持ちなのだと改めて納得。野草の会に参加して、日本各地に野草を探しに行く活動をしていたそうですが、コロナ以降、活動は中止しているそうでです。

自家製こんにゃく

おばあちゃんが手作りした、こんにゃくです。

「作る時に薬品を使ってないから、茹でなくてもそのまま食べられるんよ。」

フランス生活ではこんにゃくに飢えていたので、2袋買って大満足。

2020年3月、フランス全土が都市封鎖になり、自宅のある田舎から近郊の街メッスへ行くバスが2ヶ月間も運行停止になりました。徒歩圏内にお店が全くない上、車が無いので、封鎖直後は途方に暮れました。

その後何度か外出制限や外出禁止令が発令され、食料さえも買いに行けず、家にこもる日々が何ヶ月も続きました。普通でない生活が日常になっていった頃、日本の家から何度も救援物資を送ってもらいました。晩秋までは食料品の買い物を届けてくれた友人も、本格的な冬が訪れ、大雪と道路凍結のため、来れなくなってしまいました。凍結した森の小道は、運転に慣れていてもかなり危険なのです。

長く暗く厳しいフランス北部の冬は、おでんや鍋物など、日本の煮込み料理が特に恋しくなる季節。無いなら作るをモットーに、フランスで手に入る材料で、日本食を自分なりに作ってきました。がんもどきや油揚げ、さつま揚げは何とか作れるけど、こんにゃくはさすがに材料を調達できません。

日本からの食材が詰まった小包は、欧州での生活が長い私には宝箱。箱を開けると漂ってくる日本の空気感。大陸を超えて日本からはるばる届いた物を眺めてると、全てが愛おしい。懐かしいものに混じって、頼んでおいたこんにゃくが2袋も入っていました。パッケージに見とれてしまったほど、嬉しかったのです。一袋はおでんや煮物にして、大切にいただきました。

2個目は大事にし過ぎて長い間冷蔵庫に保管していました。時々眺めてはニヤニヤ、何を作ろうかなと思いつつ、勿体無くて使えないまま、日本に戻る準備に忙しくなり、冷蔵庫に置いたまま忘れてきてしまいました。

徳島の田舎のおばあちゃんの手作りこんにゃくは、生のままわさび醤油でいただくのが最高でした。

右端にある干し芋は、をたっぷりと浴びた太陽の匂いがほのかにします。素朴だけどサツマイモの旨味と甘味が凝縮されていました。

つくね芋

初めて「つくね芋」というものを知りました。「すりおろしたら、山芋みたいになるよ」、おばあちゃんが教えてくれました。

大辞泉で調べてみると、「ヤマノイモ科のつる性の多年草」とありました。秋が旬です。

早速今日のお昼にいただきました。自然薯より粘りがあって、玄米ご飯にぴったり。

フランスに長く住んでいるうちに、日本の粗食が大好きになりました。日本は何と言ってもごはんがおいしい。フランス生活で何年もフランスの料理を作っているうちに、玄米にごま塩、熱い味噌汁があれば素晴らしいご馳走なのだと感じるようになりました。原発事故の衝撃が、食生活を完全に変える大きなきっかけとなりました。

キッチンのシュークルート用の壺で4年以上熟成発酵した手作り味噌、ブルターニュ地方の昆布で取ったダシ、フランスの旬の野菜を使って、毎朝味噌汁を作流のが、いつの間にか日課になりました。フランスはキャベツの種類が多く、どれも味噌汁に合います。芽キャベツからは旨味たっぷりの良いダシが出ます。

フランスでも日本ても、玄米ご飯と味噌汁で一汁一菜の食事が気に入っています。日本の玄米は、南フランスのカマルグ産のものよりもっちり、ふっくら炊き上がります。

味噌汁も日本では、適当に作っても不思議とおいしい。自家採取の種で自然農で野菜や穀物を作ってくれる人たちのおかげです。大地と太陽にも感謝。

日本の保存食

8月下旬から11月初旬にかけて、フランスでは保存食の瓶詰めを手作りする季節。スーパでは夏の終わりになると、6個入りのガラスの保存食用の瓶が山積みされます。

トマトソース、ジャム、野菜の塩漬け。シュークルート、保存用のパン、オイルサーディン、ツナのオリーブオイル漬けなど、瓶詰めを作るのは楽しい。瓶に詰める瞬間は、心がときめきます。短くてキラキラしたフランスの夏を閉じ込めた瓶詰め達は、水墨画のように色のない田舎の厳しい冬の間、たくさんの元気や希望を与えてくれるような気がします。私自身、保存食を準備しながら、日に日に短くなり秋が深まってくる中、厳冬を乗り越える覚悟を決めていたように思います。

ここ5年ぐらいは日本の保存食作りに目覚め、毎年冬になると30キロ以上の玄米味噌を仕込んできました。白菜の漬物やぬか漬けも、日本から持ち帰った生ぬかで作りました、人参、キャベツ、黒大根がうちの定番でした。渡仏前は、自分がフランスで日本のf伝統食を作るとは想像もしていませんでした。

フランスの自然食品屋さんで売られている黒大根で、たくあんにも挑戦しました。しかし11月のロレーヌ地方は既に低温多湿。太陽光が乏しく、外に干しても全く乾燥せず、家の中でもうまくいかず断念。

梅干し用に、日本から梅を送ってもらったこともありましたが、輸送途中に傷んでしまいました。フランスにも梅の木があるそうです。田舎の家の近くに住む日本人の友人は、梅の代用になんとミラベルで梅干しもどきを仕込みました。ミラベルはロレーヌ地方の特産の、黄色く甘味の強いプルーン。数年たっても食べられる味にならず、10年寝かしたらやっと少し梅干しっぽくなって、ご飯に合うようになってのだそうです。

フランス中部のトゥールという街の近くに、無農薬のフランスのお米で麹を作っている日本人がいらっしゃいます。11月を過ぎると、玄米麹とフランス国産の大豆を注文して、数日がかりで仕込みました。うちのお味噌は、北国風。塩分は14%なので、食べられるようになるまで最低2年はかかります。田舎の家のキッチンの隅っこの階段のスペースには、毎年仕込んだ味噌が入ったシュークルート用の伝統的な壺がいくつも並んでいました。

日本滞在中の楽しみは、たくあんや梅干しを作ること。フランスで手に入らなかった食材での保存食作りは、考えただけでワクワクします。

上の写真のカブは、熊本の自然栽培農家で頼んだ野菜セットに入っていました。葉っぱごと3%ぐらいの塩に漬けて重石を乗せておいたら、翌日には塩と昆布の旨味が染み込んで、良い具合になっていました。

フランスにいる時に憧れていた梅酢。パリとは違って、フランスの地方の町では日本からの食材を手に入れるのは難しいで。自然食品屋さんには、フランスで作られた日本食がたくさん並んでいます。梅干しや八丁味噌、硬い豆腐、葛粉まで売られています。玄米米酢はありましたが、梅酢はなかなか手に入りません。

帰国後、無農薬の梅干しから出来た真っ赤な梅酢を見つけ、紅生姜に初挑戦。どんな出来上がりになるか楽しみです。

調味料

天然醸造や長期熟成の昔ながらの方法で作っているものを選んでいます。

フランスでは、大事に日本から持ち帰った調味料をちびちび大切に使っていました。もったいなくて、ほんの一滴のお醤油も捨てることなど出来なくなりました。

日本酒やみりんも宝物でした。日本では一升瓶で購入しても、持ち帰る時に割れる心配もなく、ふんだんに使って料理を楽しめるのが嬉しいです。

瀬戸内海の島の風景

高松から船に乗って40分の男木島。坂の多いこの島は、島中に太陽がさんさんと降り注ぎ、キラキラ輝いています。

海が見渡せる、島に暮らす友人の菜園。なんて素敵なのでしょう。

花壇に蒔いた花の種が自然に増えて、一面花畑になったのだそう。

フランス、65歳以上の3回目接種、衛生パスの条件に〜2021年11月

フランスの友人たちからのメッセージによると、10月半ばから大分冷え込んできた様子。 ヴォージュの山では11月初旬に初雪が降りました。

11月9日の大統領のテレビ演説で、65歳以上の3回目のワクチン接種が「衛生パス」の条件になったと発表がありました。

2回目接種から6ヶ月を過ぎた65歳以上の人は、5週間以内の3回目接種が義務。受けなければ、「12月15日以降「衛生パス」は無効となります。

パス無しでは、レストランやカフェ、文化・娯楽施設など、ほとんどの場所に行く自由が奪われます。食料品店、小さな商店、薬局以外はどこにも行けなくなります。65歳以上の人々が自由に動くためには、3回目が必須となってしまいました。衛生パスに関して、賛同者が多数派のフランス。今回の決定について人々はどう考えているのでしょうか。

「私たちにはもう自由はありません。政府は強要し、私達は逃れることはできません」、ある65歳を超える婦人は、テレビのインタビューにこう答えていました。こういった意見は少数派なのでしょう。

大統領演説の直後から1時間の間に、Doctolibというオンライン医療予約サイトに10万件の予約が殺到したと報道されています。 接種キャンペーン開始以来の記録的数字とのことです。

Doctolibは、インターネットで医者や病院を検索、予約のできるサイト。電話予約しなくて済むので便利です。

フランス衛生パス事情〜2021秋

2021年8月9日から「衛生パス」提示義務の範囲が広がり、フランスは大きく変わりました。ワクチン接種率の上昇とともに、接種者と未接種者の間の溝が深まっているように見受けられます。

🔳医療関係者のワクチン接種義務と制裁

2021年7月25日、医療、介護従事者、消防・救急隊員のワクチン接種の義務化が正式に決まりました。

1回目接種の期限は9月14日。

1回目を終えた者は、2回目接種期限の10月15日までの間、検査の陰性証明を提出すれば、業務に就くことができました。

10月15日までに2回の接種を終えていない場合は、16日から職務に就くことを禁じられ、雇用契約は中断。給与の支払いも停止されました。

🔳政府、接種義務拒否者への生活保護支給を要請、15県が猛反対

フランス政府は地方自治体に対し、ワクチン義務の拒否により収入を失った医療従事者などに、生活保護費(RAS)の振込を要請。

フランス全土96県のうちの15県(全て社会党)は猛反発。支給を断固拒否し、10月29日カステックス首相に、署名付きの抗議文を送りました。

□15県の抗議文書の内容

●ワクチン拒否を理由に職務を怠った者に対し、報酬を与えることは法に反する

●RAS(生活保護)は、社会と職業への復帰を助けることを目的とした制度である。
ワクチン接種義務の拒否により、雇用契約を中断された者に補助金を出して救済する制度ではない。したがってRASを、国の補助金の代用として支給することは出来ない。

◼︎接種拒否による雇用中断者は15,000人

ヴェラン保健相によると、ワクチン義務を拒否により収入を絶たれた数は、フランス全土で約15,000人。

義務拒否者の雇用中断は、政府が”衛生状況が通常に戻った”と判断するまで続く(少なくとも2022年2月末日まで)。

雇用中断のため、拒否者に失業保険を受ける資格はなく、生活保護(RAS)に頼るしかないのが現状。

感染拡大が始まった2020年3月、フランス全土が封鎖になり、ほとんどの国民が仕事や学校へ行くことを禁止されました。

2ヶ月間、食料品や最低限の生活必需品を売る店以外はすべて閉鎖されました。

その頃、人手不足の中で激務をこなし、感染の危険を冒して医療を支え、勇敢に働いたのは、医療従事者や救急隊員でした。

封鎖中には英雄扱いされた彼らの一部が、ワクチンを打たない選択をしたことで、世間やメディアから非難を受けている。ワクチンがなかった頃には助け合い、団結し、共に困難を乗り越えてきた。そんな人々の間に、接種、未接種、考え方の違いで分断が生まれています。

「今後、感染者が増えた場合、以前のような都市封鎖はしない」とマクロン大統領は7月のテレビ演説で断言。「外出禁止、移動の制限の対象のなるのは、ワクチン未接種者のみである」。

これから冬を迎えるフランス。フランスの冬は長くて暗く、とてつもなく厳しい。接種者と未接種者の生活格差が広がり、社会との繋がりや文化的な活動に参加できなくなってしまうのはあまりにも悲しい・・・。

◼︎一般公開施設の従業員、「衛生パス」義務化

フランス労働省の」サイトより

2021年8月9日から、ショッピングセンター、文化、娯楽施設など入場する際、「衛生パス」の提示が義務となりました。

8月31日からは、衛生パス提示義務の商店や施設で働く従業員に対しても、衛生パスの提示が義務化されました。

□ 衛生パスとは

●ワクチン接種の証明書
 (紙とデジタル版があり、両方ともQRコード付き)
●薬局や検査機関で受けたPCR検査や抗原検査の陰性証明書
(48時間以内に受けたもののみ有効)
●11日前から6ヶ月以内に新型コロナ感染症に感染し、回復した証明書


●薬局で売っている「自己検査キット」の陰性証明書も認められるようになりました(医療専門家の監督下で検査を行う場合のみ)。

◆病気やアレルギーの理由でワクチンを受けられない人は、かかりつけ医の証明書が、衛生パスの代わりになります。

□ 衛生パスを持たない従業員への制裁

8月31日以降、文化、娯楽、スポーツ、見学施設、役所、商店、飲食店など、外部からの人の出入りがある場所で働く人たちは、ワクチンを打たない場合、2日ごとに陰性証明を提出しなければ仕事ができなくなりました

衛生パス義務に従わない場合、雇用主は雇用契約の中断を言い渡す事ができることが決まりました。

最初に政府が提案した法案は、”期限付き、期限なし、臨時の雇用契約に関わらず、雇用主は、義務に背いた従業員を解雇できる”というものでしたが、憲法審議会により手直しされました。

◼︎未接種者への検査の有料化

マクロン大統領は7月12日のテレビ演説で、「国民にワクチン接種を勧める目的で、10月15日以降、薬局でのPCR検査を有料にする」と宣言しました。

検査有料の対象は、ワクチン未接種者のみ。12歳未満と、接種済みの12歳以上は、今後も検査は無料。

検査無料の最終日の14日、パリのある薬局には、通常の2倍の検査予約が殺到したそうです。

□未接種者の検査費用

●薬局でのPCRテストは平日が25ユーロ、日曜日は30ユーロ。

●検査機関でのPCR検査は44ユーロ、抗原検査は22ユーロ。

□社会保障費の減少と未接種者の説得を期待する政府

これまでフランスの社会保障が支払ったPCR検査費用は、60億ユーロ。

無料検査の終了は検査費用の軽減と同時に、未接種者に対し、ワクチン接種を強く促すことに繋がると政府は期待しているようです。

ワクチン未接種者に対してのみの検査有料化。不公平な措置のように見受けられますが、フランスの人たちはどう受け止めているのでしょうか。

◼︎3度目の接種とマクロン大統領のテレビ演説

2021年7月12日、8時のテレビニュースでのマクロン大統領の演説

フランスでは65歳以上の基礎疾患を持つ人たち、老人ホームで暮らす人たち、看護師に対して、3回目の接種が勧められています。対象となる770万人のうち、接種を受けているのはわずか330万人。

「私は、ワクチン接種がスムーズに運ぶよう、総動員令を出しています。必要な量のワクチンは充分にがあるのです。早く予約を取って接種することを勧めます」カステックス首相は高齢者に強く呼びかけています。

政府は65歳以下の国民に対しても、3回目の接種キャンペーンを加速させたい様子。

3回目の接種は、近いうちに65歳以下の人たちにも一般化するのでしょうか。3回接種が「衛生パス」の必須条件になるか気になるところです。2回接種済みである国民の88%はどう考えているのでしょうか。

「3回目の接種」の話題で持ちきりのフランスですが、7月12日以来4ヶ月ぶりの11月9日、大統領のテレビ演説が行われると発表がありました。

これまでの大統領演説では、衝撃的な重大発表がされてきました。

政府は2022年7月31日までの緊急衛生事態の延長を望んでいましたが、手直しが加えられ、2022年2月末までに決定。11月に入り、「感染再拡大」、「4波の初期段階に突入」とメディアは騒いでいます。今度はどんな措置が大統領の口から発表されるのでしょうか。3回目接種の一般化、それともイタリアのような全ての勤労者に対する衛生パス義務化、それとも全国民ワクチン義務化なのでしょうか。

助け合い精神が素晴らしい、愛すべきフランス人たち

2020年春の一回目の都市封鎖の時には、自力で買い物に行けない人たちを助ける運動がフランス各地で起こりました。

私自身も近所の人たち、友人たち、知らない人たちからまでもが親切にしてしてくれました。人里離れた田舎には歩いて行ける店がなく、たくさんの人たちからの温かいお心遣いに支えられました。感動のあまり心が熱くなることばかりの日々でした。困難な2ヶ月間を生き延びられたのは、周りの人たちのお陰でしかありません。そんな愛すべきフランス人たちの間でワクチンをめぐって分断が深まっている。考え方が違うだけで、良心に従って生きていること、幸せに生きていたいと願っていることには変わりがない。そんな大らかで慈しみの心が深い人々の間で、生活や行動に格差ができてしまうのはあまりにも悲しい・・・、私の今の正直な気持ちです。