いちごの季節★La saison des fraises

今朝の気温は6度。

今年の春は寒く、5月中旬になっても羽毛のコートやマフラー、暖房が欠かせません。来週は更に寒くなるそう。

昨日、メッスの自然食品屋さんで待望の初イチゴを見つけました。

フランスの5月はイチゴの季節。露地栽培なので、中まで真っ赤に熟しています。

フランスの地方に住んでから、いちご好きになりました。

寒冷な春のせいか、今年の自然栽培のイチゴは高値です。

毎年必ず作るのルバーブとイチゴの「春のジャム」。今年は諦めます。

マフラーも手袋も必要にない春らしい暖かさが早くやってくるといいなあ。

引っ越して来た年には、庭にこんなカボチャも植えました。

フランス語ではcitrouilleスィトルイユと呼ばれています。

お店で売られているものは当たり外れがあるけれど、自家栽培したものは実がホクホク。程よい甘みが美味。

何の味付けもせず、鋳鉄鍋にごく少量の水を入れて、弱火でゆっくり蒸し煮にするだけで、素朴だけど最高のご馳走になります。

これは、以前に住んでいた自宅の庭に咲いた花です。

花が咲くと、いろんな虫たちやミツバチたちがやって来て、

鳥や猫たちも集まって来て、どんどん賑やかになっていく。

雨上がりの植物たちは、喜んでいるように見える。

今よりもっともっと世界中に自然が戻るといいな。

九条ねぎとポロネギ★ciboulettes japonaises & poireaux

日本帰国中、日本の在来種の野菜の種を苦労して手に入れました。

ciboulette japonaise

フランスででは手に入りにくい浅葱の種を蒔きました。毎日の味噌汁に是非使いたいという思い入れとは裏腹になんとも華奢な姿。

もっと太く長くなって欲しくて、しばらく放置しましたが、これ以上は成長しませんでした。でも味はぎゅっと詰まって濃く、絶品でした。

poireaux

日本のねぎとは打って変わり、地産のポロネギはよく育ちました。

フランスでは5月になると新ねぎが出回り、これが薬味にぴったり。日本のねぎに風味が似ているので、旬になると手打ちうどんをよく作ります。冷やしうどんにして、大事に少しづつ使っている3年熟成醤油を回しかけ、小口切りにした新ねぎを散らすだけで最高のご馳走に変身。

新ねぎは旬が1ヶ月だけ。その間、生の新ねぎを生かしたシンプルな和食を愉しみます。

シブレットと呼ばれる浅葱に似たハーブも春が旬。新ネギよりは風味が弱いけれど、自家製蕎麦に添えると日本にタイムスリップした気分に浸れます。

車で20分のところのある小さな町の農業学校で買って来たトマトもぐんぐん大きくなり、つやっつや。

花壇の花たちも次々と開いて、毎朝嬉しい驚き。

園芸のテェーン店で見つけた花の種ミックスを2袋庭に蒔きました。

2ヶ月以上かかって諦めかけた頃に、雑草かと思っていた草がどんどん伸びて、今まで見たことのない愛らしい花たちで庭がいっぱいになりました。

庭づくりをすると、雨の日も嬉しい。

地球ってすごいなあ。こんなに美しいものに満ちていて。

田舎の暮らし★La canpagne

うちの隣には、巨大な牡牛くんが住んでいます。

午前4時になると、叫び声をあげます。

私の暮らしている所は、人よりも牛の方が多く、草原が延々と続く風景の中、家が2軒、お城と小さな礼拝堂、牛小屋と干し草を備蓄する倉庫があるだけです。

どの建物もとても古く、お城は文化遺産になっています。

隣の村までは歩いて30分ほど。

メッスから車で30分ほどの距離ですが、入り組んだ場所なので、ほとんどの友人は我が家に来る時に道に迷い、最低2回は電話がかかってきます。

私も5年前にこの家の下見に来た時は、なかなか辿り着けませんでした。

やっと見つけた時は、空気の澄んだ緑溢れるこの土地が一瞬で気に入りました。

本物の田舎に住むのは、初めての体験。

引っ越したばかりの頃、ご近所さんが自然栽培の作物を売っているカフェを教えてくれました。

日本でカフェというとおしゃれな響きがしますが、この界隈の「カフェ」は、アルコールも出す、庶民の社交場のような所。

その庶民カフェで、飛び切りなキノコに出会いました。。

帰って早速極太のパスタを茹でて、適当に「春のキノコのパスタ」を作ってみたら旨味がたっぷり。あとを引く味でした。このキノコが出回っている間は、何度飽きずにも同じものを作っていただきました。

ロレーヌ地方の夏の終わりの味覚といえばミラベル。すももの一種で、田舎には至る所に野生の木が生えています。

田舎に来てからは、隣のお城にお住いのご夫婦が毎年大量にくださるので、ハチミツでジャムを作ります。

ジャムは自分ではあまり食べないけど、作るのが楽しい。瓶に詰めるワクワク感が好き。

ハチミツに数時間漬け込むと、果実から水分が出てきて黄金色に輝きます。それを鋳鉄鍋に移し、木べらで混ぜながら弱火で加熱すること20分。

瓶を熱消毒し、出来立ての熱々を詰め、ぎゅっと蓋をしたら出来上がり。常温で何年でも保存できます。

今フランスは苺の季節。今朝森を歩いている時に、野いちごの花を見つけました。

とうもろこしを収穫★La récorte du maïs

日本より持ち帰った、北海道の在来種のとうもろこしの種を蒔くこと3ヶ月、ゆっくり育って2メートルを超えました。

日本から持ち帰った「自然菜園 耕さず草を生やして共育ち」という本を参考にして育てました。

長い間使われていなかった土地なので、土の中に大きな石がゴロゴロあったり草がぼうぼうだったので、土作りに数週間がかかりました。

ちょっとやせっぽちだけど、とうもろこしを収穫できました。感激!

二十日大根も種から育てました。

フランスでは、月の満ち欠けに合わせた園芸術があります。それぞれの作物が良く育つのに好都合な日がカレンダーに記された本が出ています。本に書いてある通りにしてみたら、どれもよく育ちました。

二十日大根は栽培が簡単で、収穫も早くできると書かれていましたが、うちの菜園では1ヶ月以上かかりました。

ピリッと辛くて、すりおろすと日本の大根おろしに近い味がしました。日本から大切に持ち帰った3年熟成醤油をかけて、ご飯のお供にしたところ最高でした。

長い間恋しかった日本の味が心底嬉しかったです。

Mon potager des fines herbes

ラベンダーやローズマリー、オレガノなどのハーブ類は土地のものだけあって、よく育ちます。

色とりどりの花たちも長い間楽しませてくれて、晩秋になってもうちの庭だけはまだ真夏の雰囲気がたっぷりでした。

この年の春から夏にかけて、殆どのの時間を庭で過ごしていました。仕事も読書も食事も何もかも、庭でしました。

これは、私のオリジナル・レシピの一つ、ブロッコリーの「タルト・フランベ」です。

引っ越ししてから何よりも大きく変化したのは食生活です。2011年3月の事故以来、食べ物や暮らし方について長い間考えてきたことを少しずつ実行に移していきました。

2005年にフランスに渡ってから、いろいろな地方の料理やお菓子づくりの研究をし、虜になりました。自分なりアレンジができるようになると、周りのみんなが喜んでくれました。毎日の料理がとても楽しかったので、そんな食生活を辞めてしまうのは惜しいと思えて、なかなか踏み切れずにいました。

福島の原発事故以来、日本の伝統的な食事の素晴らしさや日本の保存食に目覚めました。一汁一菜の質素な食生活をフランスでしてみたい願望が日に日に大きくなりました。日本の昔ながらの食事は、体だけではなく心にも良いように思え、砂糖や油脂、乳製品をたっぷり使う料理は控えようと決心しました。

2年ぐらいかけて徐々に食生活を変えていきましたが、引っ越しを機に、大胆に食生活を変化させました。

今は、昔ながらの穀物中心の食生活をしています。一汁一菜の和食中心ですが、パンも時々焼きます。

パンは自家製。天然酵母で長時間、自然発酵させて作っています。

フランスはパンの国だけあって、蕎麦。小麦、ライ麦、エポートル麦、カラス麦、穀物の種類が豊富。古代種の小麦もあります。無農薬で栽培されたものは格別で、良い水と天然の粗塩があれば、味わい深いパンが出来上がります。

一番よく焼くのは、無精白の小麦粉を500g使った大きな田舎パン。

精白されていない小麦粉は、こねてもグルテンと呼ばれる粘着物質が形成されないので、膨らみ方が少ない。硬くて、中身がぎっしり詰まった食べ応えのあるパンになります。

フランスでも普通のパンやさんで売られている「全粒粉パン」には、大抵半分ぐらいは精白された白い小麦粉が入っています。そうしないと固すぎて、商品として成り立たないのでしょう。

昔ながらの栄養豊富なパンが食べたい時は、自家製に限ります。

パン作りは奥が深く、同じ材料と同じ製法で作っても、気温と湿度によって生地の膨らみや、表面に入れた切り込みの開き方が変わるのが興味深いです。

フランス北部の冬は極寒のため、膨らみ方がゆっくり。生地の発酵させるためのの温度管理に工夫が必要です。いろんな方法を試してみました。

うちの場合は、パン生地を入れたボールを、35度のお湯を入れた鋳鉄鍋に入れ、ぬれ布巾をかけて蓋をし、35度に温めたオーブンの中に入れて10時間くらい発酵させています。

3月に入り少し温かくなってくると、パンがどんどんうまく膨らむようになります。それは気温の変化によるものだけではなく、春になると空気中の天然酵母の数が増えるからです。

最近はパスタもうどんも全部、うちで作るようになりました。

自家製はなんでもおいしく、作るのが楽しいです。これも自然栽培で小麦を育ててくれるロレーヌやアルザスのお百姓さんのおかげです。

家庭菜園★Mon potager

5cm程のカボチャの苗を庭に植えて2ヶ月を過ぎると、想像以上にぐんぐん大きくなって、大きな花が咲きました。♫

すると、ミツバチが毎日沢山やって来るようになりました。

数週間後に、葉っぱの陰に小さな黄色い実を見つけた時は感動しました。

つるは10メートル以上に伸びて、庭から出て行きそうな勢い。

ズッキーニもカボチャの仲間です。

花がよく似ています。

フランスでは、イタリアのようにズッキーニの花が八百屋さんで売られていないので貴重。しおれないうちに摘んで、イタリア風天ぷら「フリッタータ」にしました。

あまりにも育つので、庭の半分は強制的にカボチャ畑になりました。

ズッキーニはかぼちゃより成長が早く、ある程度大きくなると一晩で巨大化します。

ラズベリーの木も植えましたよ。

ラズベリーが実る頃にはかぼちゃも色づき、おいしそうになってきました。

丸いズッキーニと普通の緑のズッキーニ、プチトマトを収穫。

黄色のズッキーニの中をくり抜いて、トマト味のご飯を詰めてオーブンで焼くと、南仏風の一品が出来上がります。

フランスのお店で売られているカボチャは水っぽく、煮物には適していません。見た目がおいしそうなだけに、日本人はみんな、結構がっかりします。

フランスでも「栗カボチャ」と呼ばれているけれど、栗とは程遠く、スープを作るのに適しています。

ところがなんと嬉しいことでしょう。菜園菜園のかぼちゃは、日本のかぼちゃ並みにホクホクでした。

いくらでも菜園で採れるのが嬉しくて、毎日のように鋳鉄鍋で煮ていただきました。日本のかぼちゃが渡仏以来何年も恋しかったこともあり、かぼちゃが大好物になりました。

自然に育ったカボチャは言葉にならないほど最高で、味付けも何もせず、鋳鉄鍋の中に少量の水を加え、弱火で蒸し煮にするのが一番。外国暮らしの日本人のとっては、素晴らしいご馳走になります。

昔は当たり前だった自然栽培の野菜も、今では贅沢なもの。大地の栄養たっぷりの自然栽培の野菜はダイナミック。ものすごい旨味がぎっしり詰まっていて、びっくりします。

初めて本格的な家庭菜園をしてみて、植物の生命力を思い知りました。自然の力、万歳。

肥料も全く与えず雑草もある程度残しておいたら、野菜に虫がつかずに元気に育ってくれました。

ただ、巨大なナメクジには参りました。毎日取り除いても何百匹も現れるのです。100個種を蒔いたニンジンは、レースのような繊細な葉が育ってくると、数日後には全て食べられてしまい、全滅しました。

5年ぶりのブログ再開

2014年にメッスから田舎に引っ越しました。

携帯電話の電波も、インターネットのケーブルも通っていない、森に囲まれた延々と緑の丘が連なるところです。。

辺りには、牛がたくさん。

いろんな種類の牛が、うちの窓から見えるのが楽しいです。

1年目は、庭作りに専念。裏庭が広大で、庭の向こうは草原と地平線しか見えません。

車で30分のところに農業学校があって、毎週水曜日に無農薬野菜のお店が開かれます。そこで不断草の小さな苗を買って植えたら、ぐんぐん育ってこんなのができました。

取っても取っても、面白いぐらいにどんどん大きくなります。

花の種をたくさん蒔いけど、何ヶ月も芽が出ませんでした。

芽が出てきても、雑草と区別がつかなくて、どうしていいのか分からないまま放置していたら、こんなに花たちが咲きました。

田舎の大地は、なんて豊かなんだろうと感激の日々。

これは、ベトラーブ。

日本語では「砂糖大根」とか「ビーツ」と言うのでしょうか。

種を蒔いた後、3ヶ月以上は何も出てきませんでした。全く育っていないのかと思っていたら、ある時から少しずつ芽が出てゆっくりゆっくり大きくなりました。

肥料も何も与えず、全くの自然栽培です。

野菜ってこんなにおいしい物なのかと驚きました。

この土地は、ずっと農薬も化学物質も使ったことがないのだそう。そのおかげで土壌がとても豊かなようです。

うちの周りには、野の花がたくさん生えています。

森にはブラックベリーや食べられる野草も自生しています。キツネやウサギ、リスにイノシシや鹿もいます。

インターネットは衛星回線でしか接続できなくて、契約のシステムがとても複雑。

それならとインターネットなしの暮らしを試してみたら、予想を超えて快適。テレビも見ないので、夜はゆったり時間が流れます。

夏から秋にかけては、庭で採れた野菜を使って料理をしたり、保存食を作るのが楽しみの一つ。

フランスに来たばかりの頃、特急列車の窓から見えるf田園風景に感銘を受け、いつしか田舎に住んでみたいと憧れていたものです。

昔住んでいたイギリスとはまた違った魅力のある、フランスの田舎が好きです。

長い間ブログから離れていましたが、また更新していこうと思っています。

時々遊びに来ていただけたら、とても嬉しいです。よろしくお願いいたします。

ボルニーの図書館でアトリエ開催

L’ATELIER de la Médiatheque de Metz L’AGORA 27/04/2019

2019年4月27日土曜日、メッス郊外のボルニーという地区の図書館で、子供達向けのアトリエを開催しました。定員以上の子供たちが申し込んでくれて、キャンセル待ちリストも一杯で感激でした。

図書館での活動は、今年で2年目です。

今回のアトリエは、紙で作るおうち。

予定は1時間でしたが、2時間以上もの間、みんなすごい集中力。最初はみんな緊張して静かでしたが、。後半はみんな打ち解け、笑いの溢れる時間を過ごしました。

おうちが完成すると、みんな満面の笑み。

準備に時間がかかったけど、みんなの笑顔を見ると苦労も吹き飛びます。

写真を撮る前に、日本のピースを教えました。

アートを通じてみんなと仲良くなれて嬉しい。

子供達の色使いのセンスは素晴らしいなあ。。。

日本人が思いつかないような色の組み合わせに感心。


最後にはたくさん質問をされ、漢字でサインまで頼まれました。

写真撮影は、すごい盛り上がりようでした。

みんな、来てくれてどうもありがとう。またね。

テスト

新しいCHIHIROのフランスの暮らし、テストしています。

フランスの過去の記事を追加中です。

また遊びに来て下さい。♬